多様性を強化したクリエイティブ新体制へ

  • Date: 05/2020

ワイデン+ケネディ(以下、W+K)は東京オフィスにて新たなクリエイティブリーダーを迎えました。W+Kを代表するクリエイティブディレクターの一人であるスコット・ダンゲート(Scott Dungate)は、2019年後半にエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに任命され、同オフィスのマネージング・ディレクターのライアン・フィッシャー(Ryan Fisher)と並んでエージェンシーを率いることとなりました。

Pic: Scott Dungate, Kerli Teo, Kyoko Yonezawa, Curro de la Villa

オーストラリア出身のスコット・ダンゲート(Scott Dungate)は2006年に中国・上海で立ち上げられたばかりのオフィスW+K ShanghaiでW+Kでのキャリアを開始。

その後イギリス・ロンドンにある同社オフィスのW+K Londonに移り、Nike、Honda、Sainsburys、Lurpak butter、Brown-forman、Three、Nokia、Warner Brothers、Nianticといった数々のブランドを手がけ、W+Kの代表作を世に送り出しました。彼の作品は多くの賞を受賞し、2015年の ”Fast Company's Most Creative People in Business”の1人に選ばれるなど、業界からも高い評価を得ています。

広告のクリエイティブ・ディレクションのみならず、スコットは映像監督としても活躍。2020の5月には最新作として米国バンド・クルアンビン(Khruangbin)のミュージックビデオ ”So We Won’t Forget” を、日本で撮影・発表しました。

スコットからのコメントは、以下です。

“東京は世界中でもとても特別な場所であり、このオフィスの人々のために働けることを大変光栄に思っています。2020年は非常にチャレンジングな年なので、オフィスのクリエイティブの舵取りをするのは一筋縄でいかないことは間違いありません。でも、カオスの中で得られる良いこともあると信じています。W+K Tokyoは、世界にとって重要な広告を生み出す場所でありたいと考えています。落ち着くことのない環境で、私たちはパートナーに光を当て、幅広く有名にしたいと思っています。”

- Scott Dungate, Executive Creative Director W+K Tokyo

彼の着任にあたり、W+K本社でグローバルプレジデントを務めるColleen DeCourcy(コリーン・デコーシー)からのコメントも寄せられました。

“クリエイティブとして、スコットはブランドに永続的なインパクトを与える記憶に残る作品を制作しています。リーダーとして、彼の敏捷性と楽観主義が、よりW+Kのクリエイティブの底上げをしてくれることを信じています。スコットは不可能を可能にします。彼がW+Kのリーダーシップチームの一員になってくれたことを、私たちはとても嬉しく思っています。"

現在W+K Tokyoでは、日本のローカルブランド(オロナイン)、そして世界的グローバルブランド(Nike Japan, Nike Korea, IKEA Japan, Audi Japan, Harlan+Holden, AB Inbev Korea)の日本および韓国マーケットのクリエイティブも手がけています。

スコットがクリエイティブリーダー(ECD)に就任したほか、米澤香子(よねざわ きょうこ)がクリエイティブ・テック・ディレクター、クーロ・デ・ ラ・ヴィッラ(Curro de la Villa )がクリエイティブ・ディレクター、カーリ・テオ(Kerli Teo)がプロダクション・ヘッドに就任しました。 

エンジニアリングとコンピューターサイエンスのバックグラウンドを持つ米澤は、約10年間の電通での在籍期間に数多くの著名なプロジェクトに関わりました。Honda ”Sound of Honda / Ayrton Senna 1989”や”'dots by internavi” などが代表的なプロジェクトとなります。クライアントのエンジニアや開発者と連携することで技術をプロジェクトに活用し、プロダクトの核となるストーリーを伝えるのが、彼女の手がけるプロジェクトの特徴です。そのほかにも、JAXAの “The Space Hangout”やHAKUTOの宇宙探査機のプロダクトデザイン、”BOUM! BOUM! BOUM!”の香取慎吾とのコラボレーションなど、アートやデザイン分野でも才能を発揮。D&ADやカンヌ国際広告祭などでは登壇者や審査員を務め、多くの業界内のイベントで女性のリーダー的存在として活躍しています。

スペイン出身のクーロは、72 and Sunny Amsterdamを経てW+K Tokyoにジョイン。前職では Samsung, Google, Carlsberg, Coca-Cola, ING, William Hill, Vodafone, Audi などの主要なグローバルブランドを担当しました。最近ではadidasのグローバルアカウントを担当し、アジアを含む主要な市場向けに、世界中の56人のセレブリティを起用したサッカーの国際キャンペーンなどのプロジェクトを展開しました。インタラクティブなアートディレクションの経験を持つクーロは写真や映画の撮影に対しても造詣が深く、彼の求める美の水準の高さは過去の作品にも現れています。

カーリは、W+K Portland、W+K Amsterdam、W+K Shanghai、そして72 and Sunny Amsterdam、anomaly Berlin、そしてBeats by Dr. Dreでの経験を経て、W+K Tokyoに再びプロダクション・ヘッドとして参画しました。2008年には、W+K Shanghaiでコンテンツ制作部門を立ち上げ、コンテンツ制作からテック開発、SNSの管理、アクティベーションまでをインハウスで行えるような社内組織を開発しました。世界中の大手からベンチャー企業まで、多くのクリエイティブプロジェクトで経験を積んできた彼女は、コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズ、セレナ・ウィリアムズ、エイサップ・ロッキー、リアーナ、Dok2などの数多くのスターと仕事をしてきました。彼女のリーダーシップとワールドクラスの専門知識で、W+K Tokyoはインハウスでのプロダクション機能の拡大を目指します。

さらにスコットが率いるクリエイティブチームには新たに3名のコピーライターを迎え、72andSunnyより ニダル・アーメド(Nedal Ahmed)、面白法人カヤックより高橋祐司(たかはし ゆうじ)、Cheilよりソヒュン・アン(Sohyun An)と、国籍がそれぞれ異なる仲間が加わりました。

マネージング・ディレクターのライアン・フィッシャー(Ryan Fisher)は、今回の人事に関して以下のコメントを寄せています。

"クライアントに名声を与え、彼らのビジネス構築に効果的な作品を生み出すことは、今の私たちにとって非常に重要な役割です。業界の新時代を迎えるにあたり、力強くスマートで、革新的なクリエイティブリーダーシップと、アイデアに命を吹き込む機敏な能力が、顧客やブランドのファンなどのコミュニティーが切望しているものを作れると思っています。スコットをはじめとする素晴らしい人材をW+K Tokyoに迎えることができて、これからとても楽しみです。"

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